チョンジン、脱獄囚チャンジンギュで 'スポットライト'受ける (インタビュー)
よく分からないが、一番多いスポットライトを受けたのに間違いないだろう。
MBC水木ミニシリーズ「スポットライト」で希代の脱走犯チャンジンギュ役を引き受け、
演技的にもドラマ的にも再照明のきっかけを用意した。
善悪が共存する俳優チョンジン(31)、彼のことだ。
◆希代の脱獄囚チャンジンギュになるまで
彼が熱演したチャンジンギュは、
殺人を除いたすべての犯罪に前科を記録した希代の脱獄囚だ。
逮捕当時着た派手な色彩のピッタリしたTシャツが流行したりもした
シンチャンウォンをモデルにした配役だ。
「他の映画に登場する似たような配役を役のモデルにするよりは、
実存の人物に対する勉強をたくさんしましたね。
シンチャンウォンという人をたくさん勉強しました。
関連書籍や論文も読み、盛んに賑やかだった当時のニュースに目を通して、
最大限その人の立場で疏通しようと努力しました。
それで誕生した人物がチャンジンギュです。」
シンチャンウォンが検挙された瞬間はまだ脳裏から離れない。
それだけに脱獄囚チャンジンギュ役に充実しようとした彼だけの熱情と努力は、
「スポットライト」でもそっくりそのまま埋もれ出る。
◆チョンジンが見るチャンジンギュ、悪役か否か
ドラマの中のチャンジンギュは悪役ではない悪役だと言える。
チョンジンは自分が引き受けたチャンジンギュを '悪者'という一言で圧縮した。
「チャンジンギュは悪役ではなく、それこそ '悪者'ですよ。 (笑)
社会に対する一種の反抗心に犯罪を犯したりはしたが、
キャラクター自体が悪しい人物ではないから悪役とは言えませんね。
社会的に良い役をする人も悪役になり得るように。」
自分が引き受けた配役に対する理解がなければ沒入も不可能だろう。
そういう面でチョンジンはチャンジンギュに対する理解を始めたし、
ある程度交差点も見つけるのに至った。
"有銭無罪無銭有罪。お金のある人は人を殺してもすぐ釈放され、
私のような人はパン一切れ盗んでも一生を監獄へ行く。"
と言うチャンジンギュの泣き叫びは、
別の見方をすれば、不条理な社会に対する共通した声として起因したはずだ。
「チャンジンギュは誰もが持ち、あり得る社会的な不満を代弁した人物だと思います。
その表出方向が正当ではなかったという点に問題があるのです。」
◆チャンジンギュが浮かんだ?チョンジンは初心そのまま精進(チョンジン)する
「スポットライト」を通じてチュンジンギュがスターに浮び上がったとすれば、
チョンジンは初心そのまま '精進(チョンジン)'するだけだ。
「ドラマを見た知人たちが 'お前、今回はちゃんと浮かんだ'と言うんですよ。
その度に私はこう言います。 'チャンジンギュが浮かんで、チョンジンが浮かんだ'と。
実際に私を 'チャンジンギュ'と呼ぶ人々も多いです。
確かに多い出演分量ではなかったにもかかわらず、
このような波及力を見る度に面白いという気がします。」
◆「スポットライト」が俳優チョンジンに残した意
彼に「スポットライト」が残した意味も格別なはずだ。
去る2005年、エリックの友達と同時にソウル大出身エリート、ソンテ役に扮した
「新入社員」が、コメディー俳優への新しい可能性を開いてくれた作品だとすれば、
「スポットライト」はまた違うイメージ転換の足場を用意してくれた。
「私が演劇をする時や映画では、主に強い役を引き受けました。
'新入社員'を通じて初めてコミカルな役を引き受けました。
以前までは一度もしたことがなかった役を。
そんな点で '新入社員'はコメディージャンルが可能な俳優という新しい修飾語を付けてくれたと言えます。
ところが、それ以後に入って来る役がすっかり同じようなイメージでした。
'スポットライト'は演技パターンが (コミカルの方で)
あまりに固まるのではないかと思っていたタイミングで出会った作品です。」
「スポットライト」は「新入社員」以後、
あまりにコミカルイメージにだけ刻印されたのではないかというチョンジンの俳優的苦悩を
すっきり洗ってくれた作品だ。
彼は「スポットライト」を称えて自分の演技人生に
一種の 'ポイント'を残した作品だと伝えた。
「私の演技人生にいくつの点が付けられるかは分かりません。
私の人生のターニングポイントに一つの点が付けられるとすれば、
'スポットライト'がその一つの濃い点を残すのではないかと思います。」
◆ "柔軟で楽に上手くやろう"
彼には一つの演技持論がある。
'柔軟で楽に上手くやろう'、まさしくチョンジンの演技持論だ。
中央大学校演劇映画科を卒業した彼は、
編入事実を告白して自分の演技人生で忘れることが出来ない時代だと話した。
'編入'に対する視線があまりキレイではないのが芸能系列の現実だが、
チョンジンは演技に対する欲心を満たす為に編入を試みたし、
難しいながら重大演劇映画科の門をくぐることが出来た。
編入以後はそれこそ '次から次へ' 作品に臨んだ。
3年で20編以上の作品を消化するということが、普通は俳優の力では不可能に見えたが、
チョンジンはこれも可能にして実現した。
しかし、その時までのチョンジンは '熱心にだけする俳優'だったと告白する。
「その時までは本当に熱心にだけする俳優です。
しかし、そのように熱心にするにも何か解けないという感じがおさまりませんでした。
その頃、チョンウンピョ先輩が私に言ってくれた言葉があります。
その一言で私を縛っていたすべての糸が解ける感じでした。」
"演技は熱心にするのではなく、上手くしなければならない。"
当時、チョンウンピョがチョンジンに残した一言だという。
以後、チョンジンは自分を '置いてしまった'と話した。
すると、より一層心が楽になっていたという。
'柔軟で楽に上手くやろう'という演技持論が生まれたのも多分、
その時からだったのだろう。
「私は天才ではありません。勿論、生まれつきの方々もいらっしゃいます。
そんな方々を見る度に 'どうして私はそうじゃないんだ'という
自己恥辱感に溺れたこともあります。それでもっと熱心にしました。
しかし、すべての負担を払い落としてはじめて、その瞬間から演技が楽になった感じでした。
柔軟で楽に上手くやろうという私の演技持論は、今後とも変わりがありません。」
コホンジュ記者 cool@mydaily.co.kr 写真=クァクギョンフン記者 kphoto@mydaily.co.kr
[mydaily]2008-05-30 10:49:02
http://www.mydaily.co.kr/news/read.html?newsid=200805301027391113&ext=na